観賞会イベント終了後の細野高原の散策について

■2023年10月28日に周囲焼き作業を終了したため、以降の観光目的の散策は2月の本焼き実施日以外は可能です。

(*受付を設置しての入山料はございませんが、第一駐車場横の小屋に設置されている募金箱への寄付のご協力をお願いいたします。寄付金は私有団体(稲取財産区)が管理し草原維持の草刈り、山焼き作業に充てさせていただきます。)

■細野高原での商業行為は稲取財産区の許可が必要となります。屋台などの出店や、有料無料問わず事業に係る行為は「東伊豆町商工会」までお問い合わせください。


■また有料無料問わず事業に係る撮影及びそれに準ずる行為(ロケハン等)は「東伊豆町役場観光産業課」までお問い合わせください。


■稲取細野高原は稲取財産区の所有する私有地です。当協会は展望地として紹介はいたしておりますが、あくまで自然の山地であるため天候や環境の影響があり、観光状況の保証はいたしかねます。

■イベント期間外の園内での事故やけがには当局は関知いたしかねますのでご了承ください。

山焼き実施日

2023年度の「山焼き」による一般入山禁止日について

下記の周囲焼き(一部の山焼き)作業は予定通り2023年10月28日に実施されました。以降の散策は基本的に制限はありません。
 

周囲焼き予定日:10月28日(土)

山焼き(本焼き)予定日:2月中の土曜日

 

*山焼きの実施可否は私有団体、当日の早朝に決定します。
(アナウンスは観光協会のHPでお知らせいたします。)

*天候によって作業ができない場合は、中止となり翌日に順延いたします。
*また翌日も中止となる場合は、翌週の土曜日➡日曜日と実施できるまで順延します。

細野高原を「草原のまま」にしておくために必要作業です 生い茂った草木を焼き払うことで、森林となることを食い止め、また焼き 払った草木が栄養となり豊かな草原として保たれます。 この山焼きは、江戸時代より細野高原では毎年続いてきました。

防火帯(周囲焼き)作業について

稲取細野高原を抱える三筋山。三筋山は高低差が激しく、急斜面も焼き払う必要があり火入れに経験や体力が必要です。

山焼きを安全に遂行する準備として「防火帯」を作ります。これは高原全体の周囲を5メートルほど刈込み、事前に焼いておくことで”延焼防止の帯”をつくります。刈込みは”すすきが青草の時期”から行うため、細野高原を散策すると人為的に刈込まれている部分が見られます。

 

また地元のみかん農家さんが、畑の土の温度調整に”すすきの茅”を活用しています。景色だけではなく人と自然が共生する里山としての細野高原の一面を愛でていただけると嬉しいです。

山焼き(本焼き)について


周囲焼きが終わったあと、山焼き(本焼き)を行います。この作業は地元の住民をはじめとして消防団や役場などが集まり約100名で行います。

 

周囲焼きで区切った中を全て燃やします。隣の河津町の森林と接しているため風向きを読み、火を繊細にコントロールして延焼を防がなければなりません。

 

山焼き時は作業者以外は立入禁止ですが、2023年2月に里山文化の理解と細野高原維持の後継者育成の観点から「山焼き体感会」を特別に実施し一般のお客さまにも見学をしていただきました。(2023年度の実施は現在検討中です。)この壮大な景色は、”人”と”自然”が織りなす”文化”が生みだします。細野高原を維持するため、ボランティアや入山料のご協力が大きな支えとなっております。

稲取細野高原は2022年に「未来に残したい草原の里100選」に選定されました。

 

全国草原の里視聴荘連絡協議会により、全国に残る草原とその里に光を当て、人と自然の関わりの中、「草原の里」で培われてきた知識や技術、人々の想いを共有し、次世代への継承を目的として

  1. 草原の自然
  2. 草原からのめぐみ
  3. 草原を維持するしくみや、価値を享受するしくみの良さ
  4. 共生型社会の実現に向けた波及効果(ロールモデルとしての期待)
  5. 草原に対する思いの強さ
    を審査され「草原の里100選」として選定しています。